自閉っ子と家族の日常

3児の育児奮闘中。真ん中で長男のレオは中度知的障害を伴う自閉症スペクトラムです。不思議なレオと家族の日常をゆるりと絵日記でつづります。

自閉症とわかるまで②

自閉症とわかるまで②

 

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指差しについて

子供の発達における指差しの重要性!この時は知りませんでした。
自閉症の子供は指差しが出にくいと言われていますね。
指差しにもいろいろ種類があってですね、

①興味の指差し
10ヶ月前後の赤ちゃんが自分のお気に入りや興味がある対象を指差しするようになる。

②要求の指差し
1歳前後の赤ちゃんが「これ欲しい」「これ食べたい」など自分の要求を表すためにする。

③共感の指差し
1歳。自分の興味のあるものを相手にも共感してほしいという要求の表れで、興味の対象が目に入った時にそれを指差し、相手の顔を見て、共感してくれることを確認するようになる。
「ワンワンいたよ!ママも見て!」って感じの指差しですね。

④理解と応答の指差し
1歳半ごろに、周囲の人から「○○はどれ?」「どっちにする?」といった質問に対して指差しで答えるようになる。
1歳半健診ではこれができるかどうかを確認されます。

レオは、なかなか指差しが出ませんでした。
ずっとクレーン現象でした。
クレーン現象とは・・・他人の手を使って自分がしたいことを代わりにしてもらおうとする行動のことです。人の手を引っ張って、何かをさせようとする動きがクレーン車に似てるからだそうです。
DVDを見たい時に、無理やり私にリモコンを握らせて、私の手を使ってボタンを押そうとする、とか。
何か飲み物が飲みたいときに、冷蔵庫まで私の手をつかんで引っ張っていって、私の手を冷蔵庫のドアに向かってぶん投げる感じ、とか。
言葉や指差しで表現できないから、そうなっちゃうんですね。

レオが興味・要求の指差しが出たのが4歳前後、共感の指差しが出たのが5歳前後、理解と応答の指差しは、5歳の今でも曖昧ですね・・・。

指差しは、成長していけば出るようになるものなんだなって思いましたが、適切な時期に出ることが発達の目安として重要なんでしょうね。