レオの世界の住人達
レオがしっかり認識できている人間は少ないと思います。
知らない人に話しかけられてもまず無視します。まるで何も聞こえていないかのように。
それは1歳頃から変わっていません。
家族や祖父母、週に5日会う療育の先生は特別なようです。
一緒にいればいるほど、彼もその人間を認識する。
でも、それは大人に限ります。
毎日一緒に暮らすきょうだい、長い時間を一緒に過ごすクラスメイト、
子供である彼らにはレオから関わろうとしません。
レオがそうだからと言って、自閉症児がみんなそうではないみたいです。
きょうだいのことが大好きな自閉症児もお友達が大好きな自閉症児もいるんですよね。
でも、レオは違う。
家でも、きょうだいで仲良く遊ぶ姿は見ることができません。
「きょうだいで遊んでくれるようになったから楽になったわあ」なんてセリフ言ってみたいものです。
たまにメグと寄り添ってソファに座ったりしてることがあって、何事か!と思ったら
スマホを一緒に見てるだけだったり。
メグはレオになにかと構いたがるし、おせっかいもしたい。でもそれはレオにとったらひたすら迷惑なようです。
レオが許してくれるときだけ、そばにいさせてもらう感じですね。
レオが成長して、もう少し社会性が育ったら、きょうだいで仲良く遊ぶ姿を見れる日が来るのかな・・・?