自閉っ子と家族の日常

3児の育児奮闘中。真ん中で長男のレオは中度知的障害を伴う自閉症スペクトラムです。不思議なレオと家族の日常をゆるりと絵日記でつづります。

特別支援学校に入学が決まるまで②

f:id:kasumi-koto:20180425231135p:plain

就学先について、親の希望と教育委員会の見立てが違ったら?

就学相談の場では、親の希望の就学先を伝えることになります。

そこで教育委員会の見立てと合致していれば問題ないのですが、そうでない場合もあります。

一般級に行かせたくても、特別支援級を勧められる場合もあるだろうし、特別支援級はどうだろうか?と相談して、一般級でもやっていけますよ!と言われる場合もある。

もちろん最終的には親の決断です。

地域の小学校に関しては、比較的親の希望が通りやすいと思います。

 

ですが、特別支援学校はちょっと違いました。こちらが希望したからといって、特別支援学校に簡単に入れるわけではないのです。

(これは私が住んでいる地域の状況なので、入学しやすい地域もあるかと思います。)

支援が手厚い分、入学できる人数も少ないのです。

『重度知的障害の療育手帳を持ってないと、特別支援学校には入れないんだよ』と

レオが通う療育センターの母親の間では当たり前のように言われていました。

(教育委員会としては、決してそういう物差しで区切っているわけではないと言うかもしれませんが・・・)

 

中度知的障害の自閉っ子の就学先は?

レオは当時、中度知的障害の自閉症。確かに重度ではない。重度ではないけれど・・

お話もほぼできない、身辺自立も十分でない、集団行動が苦手であるレオのことを考えると、小学校の特別支援学級では、支援が足りないと思いました。

療育センターのお母さん達とよく言っていたのは、「中度の子に適した就学先がない」ということ。

私も含め、中度知的の子を持つお母さん達は、本当によく悩んでいました。

特別支援学校に入るのは難しいけど、小学校の支援級でやっていける自信もない、と。

小学校の支援級の先生をもっと増やすことができたらいいんでしょうけど、どこも人手不足で、それも簡単にはいかないようなのです。

我が家は、家族会議の結果、就学相談では特別支援学校を熱く希望する!ダメ元で希望する!と決めました。

レオの将来に関する大きな決断です。レオにとって最善の環境を与えてやりたいと思いました。

 

次回に続きます。