自閉っ子と家族の日常

3児の育児奮闘中。真ん中で長男のレオは中度知的障害を伴う自閉症スペクトラムです。不思議なレオと家族の日常をゆるりと絵日記でつづります。

聴覚過敏①

レオの一番嫌いな音

 

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レオは2歳までは、音に関しては全然平気でした。敏感な子も多いと聞いていたので、レオは大丈夫な子なんだなー、なんて思っていたのですが。

1年間だけ通った幼稚園の年少の夏、それは突然やってきました。
ちょうど運動会の練習が始まった頃でした。先生によると、スピーカーで大音量で音楽を流したり、先生がマイクを使って喋ったりする時に、レオは辛そうに耳をふさぐようになったということでした。
そもそも「運動会」の意味もレオはわかっていなかっただろうし、いつもと違うことを突然やらされることも苦痛だったのかもしれません。

それに加え、メグが成長してギャンギャンと大きな声で泣いたり騒ぐようになりました。メグが泣くと、レオはすごく辛そうな顔をして、耳をふさぎます。
メグの声だけでなく、赤ちゃんから同年齢の子供まで、とにかく子供が出す大きな声が苦手なようでした。

スピーカーから流れる音楽については、ものによってはすごく苦手、ものによっては全然平気、その時々で違います。ある曲のピアノの高音から始まるイントロのみNGとか、そういうこともあります。

周波数の違い的なものなんでしょうか?
(スマホやテレビから流れる音はどんなに大きくても全く平気なようです)

また、レオの調子がいい時は、耳をふさがず我慢できることもあるのですが、逆に調子が悪い時だと、我慢の限界を超えてしまうのか、床や壁に頭を打ち付けることが多くなりました。それは5歳の今でも続いています。療育センターでは子供用のイヤーマフを持たせていて、調子の悪い時はイヤーマフで対応してもらっています。

それにしても、嫌な音を聞いた時に、頭を打ち付けるというのは・・・痛みで聴覚をごまかそうとしているのか?反射的なものなのか?
私にははっきりしたことはわかりません。

我が子だけど、どういうふうに見えているのか、聞こえているのか、なぜそういう行動をするのか、私にはわからないことだらけなので、レオがいつか言葉で私に説明することができるようになればいいのに・・・なんて思っているんですけどね。
きっと見え方も聞こえ方も私とは違うんだろうな。

 

聴覚過敏②に続きます。