自閉っ子と家族の日常

3児の育児奮闘中。真ん中で長男のレオは中度知的障害を伴う自閉症スペクトラムです。不思議なレオと家族の日常をゆるりと絵日記でつづります。

自閉症とわかるまで⑥

自閉症とわかるまで⑥

 

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自閉症と診断される時期

この時はっきりしたことを言われなかったのは、レオがまだ2歳になったばかりだったからだと思います。子供の発達のスピードは様々なので、2歳くらいじゃまだ確定できないということですね。診断に間違いがあってはいけないし、慎重になるのはわかります。

以下のような自閉症としての特徴が3歳までに顕著に表れてくると、だいたい3歳前後で診断されるようです。
自閉症の特徴
・社会性・対人関係の障害
・コミュニケーションや言葉の発達の遅れ
・行動と興味の偏り

が、2歳過ぎでもレオはばっちり当てはまっていて、「これで何もないわけない!」とずっと思っていたので、はっきりしたことがわからないまま、モヤモヤした気持ちを引きずることになりました。

またも切迫早産、そして寝たきり生活へ

本当に間の悪いことに、このあとすぐに切迫早産になってしいました。産婦人科の先生からは入院を強く勧められたけど、6歳のハルと2歳の自閉症疑いのレオ・・その二人を旦那と義両親に任せて入院することを決断できませんでした。
特にレオのことは心配でした。積極的にお世話はできないにしても、毎日顔を見てないと不安でした。
お腹に重力がかかるような行動は良くないので基本的には寝たきりで、夜寝るときだけは子供と一緒でしたが、それ以外はレオとも離れ、別の部屋に隔離されたような状態でした。
この時レオが私のことを母親と認識していたかどうかはわからないけど、いつもいつも自分のそばにいてくれていた人間が突然布団に寝たきりになって起きてこない、部屋にこっそり入ったり、抱き着こうとすると義母や旦那から叱られる・・・、「お腹に赤ちゃんがいるからダメだよ」「ママは寝てないといけないのよ。レオは出ていきなさい」と引き離される。言葉で説明されても、レオにはわからないし、混乱したでしょう。今思い返しても、可哀そうなことをしてしまったと思います。

そして、メグを産んだ直後、「レオが私を無視するようになった」という私にとっては忘れられない衝撃的な出来事が起こるのですが、それはまた別記事で書きたいと思います。