自閉っ子と家族の日常

3児の育児奮闘中。真ん中で長男のレオは中度知的障害を伴う自閉症スペクトラムです。不思議なレオと家族の日常をゆるりと絵日記でつづります。

自閉症とわかるまで⑤

自閉症とわかるまで⑤

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2歳まで様子見、その期間の苦しさ

1歳半を過ぎたからといって、レオが急に成長するわけでもなく、レオと周りの子の発達の差はどんどん開いていくわけです。比べたくなくても、差は歴然。
この頃は、まだ旦那も深刻には考えていない様子で、私もあんまり相談できませんでした。(うちの旦那は子供のことは基本的には母親に任せるからね~っていうタイプです・・・)

そのうち、本人が指差しをしないだけでなく、大人が指差した方向も見ることができないことにも気付きました。
「指を指したらその方向を見てくれるだろう」という、当たり前だと思っていたことがレオには通用しない・・・。ハルの時とは違う。伝わらない。一人目の子育てで培った、ささやかな自信もガラガラと崩れていくようでした。

発達障害は、1歳2歳では「なんとも言えない」と言われるのはわかります。
でも、我が子が発達障害・自閉症かもしれないとモヤモヤしながら一日中一緒に過ごし、子供のちょっとした行動に一喜一憂し、今日は「ママ」と言葉が出るかもしれないなんて夢を見たり、似た事例をパソコンや携帯で何度も検索し、発達障害じゃなかった、やっぱり自閉症だった、そんな情報に安心したり落ち込んだり・・・そんな日々が半年も続くのは酷なものです。

そして、藁にも縋る思いで療育センターに駆け込んでみれば(3ヶ月ほど待ちましたが)、また様子見だったのでした・・・。

初診までの待ちが長い!療育センター

これは住んでる地域によるものだと思うので、すんなり初診にたどり着ける人もいるかもしれませんが、うちの地域では3ヶ月待ちでした。
単純に言えば、混雑しているってことですよね。診察希望の人数に対して、医師や療育機関そのものが足りてないのでしょうか。
療育センターで診察の予約をする人って、既にけっこう切羽詰まった状態にあると思うので、もう少し早く診てもらえるようにならないだろうかと思います。