自閉っ子と家族の日常

3児の育児奮闘中。真ん中で長男のレオは中度知的障害を伴う自閉症スペクトラムです。不思議なレオと家族の日常をゆるりと絵日記でつづります。

指差しその後①

レオが指差した!

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本来ならば、1歳になる前から出るはずの指差し。

まだ言葉の少ない赤ちゃんがコミュニケーションを取ろうとする大事なサインですよね。

レオは1歳どころか、2歳になっても、3歳になっても出ませんでした。指差しが出ないと言葉も出ないなんていう話を聞いたこともあり、もう指差しも言葉も一生出ないのかもね・・・なんて思ったりもしましたが。

4歳を過ぎたころ、突然、幼稚園の送迎バスを指差すようになったんです。

誰に伝えるでもないけど、自分が興味を持ったものを示す指差しでした。

それから、しばらくして要求の指差しが出ました。

最初は近くのものから、段々と遠く、自分の手の届かない場所にあるものを指差すようになっていきました。「絆創膏取って」とか「ジュース飲みたい」とか「薬塗って」などの親に対する要求です。

また、本を見るのが好きだったレオが、本のイラストを指差して私の顔を見るようになりました。

言葉はないけど、「一緒に見て!」という気持ちは伝わってきます。

「バスだね」「電車だね」とこっちが声に出してあげると、とても嬉しそうにしていました。

レオは喋れないけれど、知識としてはけっこうたくさんの言葉を知っているので

代わりに発音してもらえて、嬉しかったんだと思います。

 

応答の指差しは5歳の今でも完璧ではありません。質問の内容が理解しきれていない場合もあります。

レオがよく知っているジャンルや簡単な質問であれば、正確に指差しできたりします。

 

指差しその後②に続きます!