自閉っ子と家族の日常

3児の育児奮闘中。真ん中で長男のレオは中度知的障害を伴う自閉症スペクトラムです。不思議なレオと家族の日常をゆるりと絵日記でつづります。

聴覚過敏②

意外に平気な音、すごく怖がる音

 

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レオは、聴覚過敏なはずなのに、意外に平気なものはたくさんあります。

遊園地やお祭りの音楽や人の喧騒は全く平気です。人混みも大丈夫です。
遊園地なんかはむしろ大好きですね。楽しそうに乗り物に乗っています。

旦那が野球観戦が好きなのでよく子供達を連れて行っていますが、レオはあのうるさい人混みの中でも大人しく座っています。応援しているチームがホームランを打ったときの観客の大歓声などは、相当なものだと思いますが、レオが耳をふさぐ様子はありません。あの騒音が平気で、メグの泣き声に耐えられないというのは一体どういうことなのでしょうか・・・。

子供の泣き声のほかに、レオが怖がる嫌いな音、それはある種の機械の音です。
ドライヤーは最近慣れては来てますが、有名メーカーのサイクロン掃除機の音はダメだったりします。

一番嫌がるのはバリカンと歯医者の機械一通りですね・・・。多分、音が出るうえに自分の体に近づいてきて、何をされるかわからなくて怖いっていうのが一番の理由かもしれません。

だから、床屋に連れて行っても、バリカンが全く使えない・・・。怖がって動くので、床屋さんから「危ないから使えない」と言われてしまいます。そのせいで、いまいちスッキリした髪型にならないんですよね。ハサミに慣れてくれただけでも、今はよしとするべきなのかもしれませんが・・・。

 

レオのこの特性はほんの一例です。

なかには、歯医者やバリカンが平気で、人混みや喧噪がダメな子もいるでしょう。

レオは初めて連れていかれる場所でも割と平気ですぐ慣れたりしますが、初めての場所が全くダメな子もいます。

同じ自閉症と診断された子供達をたくさん知っていますが、「レオと似てるね」とか「レオと一緒だね」って言うことのほうが少ないんです。

ほんとに個性豊かな子達です。